【山田校】「うちの子、中3なのにやる気の変化がない」と感じている場合

山田校の堀口です。
中間テストが近づいてきましたね。高野台中など早い学校は今週末。山田校近隣の学校では、古江台や青山台、山田東などは来週。
今日は、「中間近いのに、うちの子大丈夫?」というご家庭の保護者さまへ。
この時期の中3生。
「あ、なんか中3になって変わってきたな。毎日自習に来るようになったり、質問の質がかわってきたぞ」
というお子さん、います。
これはご家庭で見ていても変化を感じることでしょう。
前向きに、行動も言動も変わってきていることだと思います。
こういうお子さんは今のところ安心ですね。
それと全く逆に…
・スマホの制限解除のことばっかりねだってくる
・今度の日曜日部活ないから遊びに行くとか言っている
・仕事から帰って部屋をのぞくといつも寝ている=夜寝るのも遅くなる etc.
これってめちゃくちゃ心配。
親としては注意喚起はするけど、暖簾に腕押し、糠に釘…
どうしたらいいの?
というお声、聞きます。
どうしたらいいいか?
もちろん、ご家庭も「親の一言で変わる」なんて思っていない。
そうです。変わらないです。
学校の先生とか塾の先生、変わるように言ってくれないかな…
で時が過ぎていく、ということはあるあるですよね。
こういう時にやっておくべきこと、やっておいてほしいこと。
「子どもにとって、戻れる場所であり続けてほしい」
です。
注意しても、叱っても単なる対症療法で、半日もすればもとに戻ってしまいます。
保護者の皆さんには「スケジュール管理」はしておいてあげて欲しいです。
ほとんどの中3生はこれができないです(もちろん文句なしの子もいますが)。
特に模試や外部検定関係のこと。いつまでに申込、いつテストがあるのかなど。
また、高校の説明会、オープンスクール関係などの実施状況。
ただ…
検定について、保護者が勉強のスケジューリングをしても、「うちの子やる気ない」のお子さんなら、その通りには動かないと思っておいておいた方がいいです(保護者の心の健康のため)。
「高校の説明会、次の日曜日行ってみない?」という保護者の提案に対して、「いや、行きたくない」という回答が返ってくると思っておいた方がいいです(保護者の心の健康のため)。
ここで大切なのは、上記のようなことが空振りでも、保護者はやきもきせず「子どもからの『信頼貯金』をためている」と思ってためておきましょう。
本当に困るのは、受験直前になって、本気で話をしようとしても、保護者と子どもの信頼関係が崩れている。
すると子どもは、「親はどうせ押し付けてくるだけでわかってくれない」となって何を言ってもダメになってしまうこと。
そしてもっと最悪なのは、意図しない高校に進学して、高校でもやる気がなくなって、「中学の時に親がやる気をなくさせたから、自分は行きたくもない高校に行っている」と、ずっと親のせいにして生きてしまう…こうなったら、だれも幸せにならないです。
とにかく、いまは空ぶってもいいので、いろいろと押し付けることなく、提案しておいてあげること。
そうしていれば、数か月後に「お母さん、高校のことなんだけど、こうしたいんだけど」と本音を語ってくれる状況になります。
それまで待つ。ただ単に待つのではなく「信頼貯金」をためながら待つようにしてもらえればと思います。