【入試情報】大阪薫英女学院入試情報
山田校の堀口です。
今日は大阪薫英女学院。
「薫英と言えば〇〇」ですね、やっぱり。
「〇〇」は「英語」。
薫英の学科・コースは
◎国際科
特進コース/進学コース
◎普通科
文理特進コース/英語進学コース/文理進学コース/総合進学コース/スポーツ・特技コース
計7つ。
もちろん、どのコースもそれぞれの特色を持っています。
スポーツ・特技は、全国的にもバスケと陸上長距離が有名ですよね。
私は、薫英を選ぶなら、やはり国際科だと思います。
他の高校と大きく差別化が図れるのは国際科だと思うからです。
その差別化はやはり、冒頭にあげた「英語」。
英検などの英語外部検定にものすごく力を入れています。
ここ5年ぐらいの国際特進「英検取得実績」を見ましたが、1級は3%程度ですが、準1級になると約48%。
つまり、国際特進のうち2人に1人は卒業段階で準1級まで取得する。
(=半数以上は準1級以上を取得して卒業。)
なお、国際進学は準1級は約40%。
ちなみに、近大は外部試験利用制度(みなし得点)について、準1級で100点としています。
<国際特進と国際進学の違い>
もちろん、偏差値差はあります。特進の方が上。
ただ、具体的には「特進は5科バランス〇だが、進学は数理がニガテ」という生徒が多い。
つまり、
「特進は国公立狙っていける(ただし、留学があるから理系はかなり厳しい)」
「進学は私大で関関同立or関/京外大以上狙って。低くて産近甲龍。」
という進路になっていく可能性が高い。
ただ…
これ、ストレートな言い方しますが、「おトクだ」と思います。
中3段階で薫英を受けるレベルって、公立で言えば「良くて北千里や箕面の普通科」です。
ボリューム層は「山田以下」。
A「公立なら北千里行けるかな…厳しそうだから山田にしておいて、併願は追手門Ⅰ類にしとくか?」
or
B「薫英の国際を専願にして、ワンチャンで特進か進学にしとくか?」
となったときに、Aパターンの生徒が高校在学中に英検準1級まで取得しているか…
もちろんそういう可能性はなくはないが、低い。
薫英なら国際進学でも40%程度の生徒が英検準1級を取得している。
たしかに、薫英はほぼ文系になりそう。
そして、国際科であっても、ほぼMax関関同立と考えた方が、
逆に公立の方が選択肢はたくさん持ててそう。
理系に行く/国公立へ…という可能性も。
ただ、こうした特化した力を身に着けられる可能性が高いところを選択する、ということも、中学段階で考えておくのはアリだと思います。
ちなみに、国際科は入試が2日にわたっており、2日目は保護者同伴面接。
これは、保護者を見るのではなく「国際科に行くと、留学ありますよ。おわかりですか?その覚悟おありですか?」の直接の保護者への確認のようです。
薫英って「ザ・女子校」な印象ですが、校舎は最近はやりのピカピカではないです。
「予算は本当に使うべきところに使ってるのかな…?」と、個人的には好感が持てます。