【入試情報】大阪成蹊女子入試情報
山田校の堀口です。
今回は大阪成蹊女子の入試情報です。
大阪成蹊は大阪府の女子校94校の中で、今年で入学者数13年連続最多。
今年は485名で16クラスとのこと。
大きくは2点、その理由があります。
①女子の将来を考えた教育
②入学、高校生活において複数の選択肢がある
<①将来の生き方のために>
「女性」「男性」と分けて書くのは今の時代ナンセンスかもしれません。
ただ…そうはいっても、高校卒業後、
「大学」「就職」「結婚」「出産」などで、間違いなく仕事についての岐路に立つ機会は、生物学的に考えても男性より多い。
だから、全学科、全コース「秘書検定」を課しているのだそうです。
たしかにリアルに実生活で必要になりますよね。
女子校ならではでそうした「将来を見据えたアドバイスや指導」が充実していそうです。
<②入学、高校生活において複数の選択肢>
◎普通科
〔総合キャリア〕〔特進〕〔英語〕〔音楽〕〔看護医療進学〕〔幼児教育〕〔スポーツ〕の7コース
★2年進級時に普通科の中で転コース可能。
◎美術科
〔アート・イラスト・アニメーション〕コース
★普通科⇔美術科への転コースなどはできません。
たとえば、「幼児教育のコースで入学したが、関関同立など大学進学を考えるようになったから、2年から特進コースに転コースしたい」ができます。
また、強みと感じるのは「大学が上についていること」です。
もし、高校で少し将来に悩んだとしても、高3でしっかり進路を考えていければ、成蹊女子大への内部進学で自分にあったコースを選べる、というメリットあります。
個人的に思うこと。
成蹊は何かに尖りすぎていないから「どうにでも転がることができる」のでは、と思います。
例えば、英語コースがあり、「女子校らしく」英語に力を入れています。
ただ、5週間の短期留学です。長期ではありません。
ここをどう捉えるか。
長期の留学があるところは、たしかに確実な英語力が身に付きそう。
ただ、経済的な面はかなり大きい(少なく見積もっても200万ぐらいはかかる)。
美術科、本当に「美術ガチ勢」が集まると思います。
高校3年間で、自分の能力の限界を感じて(上には上がいますよね)、将来に悩む。
そういう時に、「転がる術を教えてくれる女子校」だと思います。
何が起こってもへこたれない強いメンタルをもっていればよいですが、そうとは限らない。
将来に向けて、学力などの力をつけていくことはもちろん、「こうしたい、こうなりたい」の気持ちを持てるようにしていきたいですね。