【山田校】定期テストの国語の勉強法②
山田校の堀口です。
期末テストがほとんどの学校で終わっていっています。
定期前回ブログでは「古文や韻文の勉強の仕方」を取り上げました。
今回は予告通り「現代文」でいきます。
ただ、現代文は「直前に対策」というより、普段の学校の授業をしっかり聞けているか、考えながら授業を受けられているか、がとても大切になります。
ポイントは「再話力(リテリング力)」です。
例 『批判的に読む』の出題より
<古江台中 3年 2023年度 1学期中間テストより>
大問3
問2 傍線②「よいものはよい、よくないものはよくないと判断」することを別の言葉で表した部分を本文中から37字以内で探し、初めの4字を抜き出しなさい。
問3 傍線④「文章や本に積極的にはたらきかけながら読む」と同じ意味になるよう、空欄に合う言葉を抜き出しなさい。
問5 傍線⑥「自分の考えをつくるために読む」とありますが、このような読み方を筆者は何と言っていますか。7字でそれぞれ抜き出しなさい。
上記、中学の定期テスト問題の一例です。
「こんな問題パターン見たことない!」「何これ、どういう問題??」
出は全くもってありませんよね。「ああ、よくありそうな問題」です。
この「よくありそうな問題」って何なんでしょう?
国語の問いでよくあるのが、
「理由説明(なぜですか?)」
「意味理解(どういうことですか?」
上記の例はすべてこの後者の方の問題です。
要は国語の問題って「筆者はこう言っているけど、どういう意味で言っているのかわかりやすく言い換えてね」が多いんです。
いわゆる
「言い換え(再話=リテリング”Retelling”)」
日常会話でも、理解できているかどうかって「今あなたが言ったことって○○ってことですよね?」と「自分の言葉で」返ってくると「伝わっているな」となりますよね。
「国語力がある」ってここだと思うんです。そして、ここが問われることが多い。
おそらくは学校の授業で
「筆者はこういってるけど、これってどういう意味なのかな?」
「詩のこの部分に比喩が使われているけど、どういうことが言いたいのかな?」
など。
国語の文章には「無駄な部分」は決してなく、「空の様子」「あたりの様子」が書かれていても、そこに必ず意味があります。伝えたいことがあるから、その表現が使われているわけです。
私は国語の授業をする際は、生徒たちに必ずこれを問いかけて考えさせるようにしています。
定期テストの勉強でも普段からこういう授業の聴き方を自然にできていたり、意識してできていたりする生徒はやはり国語の点数が良いんです。
国語の点数は一朝一夕にはいきませんよね。