【山田校】中3 予備懇談の実施時期です

231117

山田校の堀口です。

 

中3は予備懇談の時期になりました。

 

山田校近隣で言えば、古江台や青山台のお子さん、順次始まっていますね。

 

中学校によって「2者面談」「3者面談」など呼び名や実施形態が異なっている場合もあります。

 

ちなみに、ここで注意すべきことは何でしょうか?

 

 

京阪神地域の高校入試において、およそどこも同じような流れになっているかと思いますが、この時期は私立高校の受験校がほぼほぼきまってくる時期にはなります。

 

私立専願の生徒にとっては「第一志望がOKラインにあるか、アウトライン以下なのか」は重要な局面。

 

「私、公立第一志望なので」という生徒にとっても私立受験はもちろん大事。

 

私立の合格校やコースによって、公立でどこに出願するかが変わってきますので。

 

<私立受験校決定の流れ>

 

①10月に進路希望調査

②11月に実力テスト

③②の結果を踏まえた上で①の希望が適正か学校の先生が確認

④③の確認結果が申し渡されるのが今

 

です。

 

 

たまに聞かれますが「中学校でダメって言われました。でも五ツ木模試の判定でB判定なので、大丈夫ですよね?」というご質問。

 

これは原則「NG」です。

 

合格可能性低いです。

 

何かよほどの理由がない限り、志願変更しましょう。

 

 

あと、ごきょうだいで、例えば年子のご家庭、注意が必要です。

 

 

「同じような成績の下の子。去年上の子の時OKって言われた私立高校、ダメって言われた」

 

ということ、往々にして起こりうることです。

 

 

なぜか?

 

 

私立高校は年によって「去年入学生を予定より取りすぎた」ということが起こる場合があります。

 

併願受験者の「戻り」が多い場合です。

 

※戻りの数とは?

第一志望の高校が不合格となったため、第二志望である併願受験の私立高校への入学となった数のこと

 

 

私立高校としては、学校経営を考えると、キャパでの制限はもちろんありますが、「入学生が多い」に越したことはないです。

 

 

ただ…

 

例えば「300名募集しています」という私立高校があるとします。

 

それに対して、専願受験者が100名。これらの生徒は合格ラインに達していれば、入学してくれます。

 

この専願の合格者が90名だったとします。

 

ところが、併願受験者が500名いるとします。第一志望は他にあるわけです。

 

もし、合格者を400名にしたが、その400名のほとんどが公立など第一志望に合格したため、「戻りの数」が60名だったら…

 

前述の専願合格者90名+併願戻り数60名=150名の入学生

 

こうなると…経営危なくなりますよね。

 

だからといって、猫も杓子も合格は出せない。

 

 

そこで、各私立高校は「戻り率」を過去のデータを踏まえて、想定した上で併願の合格者を決定する。

 

よって、併願受験者は「合格ラインに達するであろう生徒」しか受験させない形にします。

 

そこで、上記<私立受験校決定の流れ>になるわけです。

 

11月実テの得点を基準に、特に併願受験の多い各高校は各中学に「この基準で受験Goサイン出して」という依頼を出します。

 

よく、2月に新聞の地域欄に出てくる「私立志願者数」で、併願受験予定の高校の倍率が高くて「うちの子、大丈夫なんですか?!と聞かれますが、「見かけの倍率」と「実質倍率」が異なることをその際には説明します。

 

例:関西大倉高校の2023年度入試(高校HPより)

外部募集 315名

出願者数 専願115名 併願1190名

受験者数 専願115名 併願1186名

合格者数 専願106名 併願1178名

入学者数 専願+併願 403名

 

 

だから、「中学でGoサイン」が出たら、ほぼ「一番下のコースでは合格できる」といえます。

 

ただ、関西大倉の場合、北野や茨木の併願として受けるのであれば特進Sで合格したい。

 

特進に回ってしまったら。公立は再考する必要がある、といえます。

 

 

話を戻します。年子で基準が異なる件。

 

もし「前年の戻りが多く、入学者が多かった場合」。

 

私立としては、受け入れたい気持ちはあるが、「教室や先生が足りない」となるわけです。

 

また、「300名募集!」と言っているのに、「600名入学させました!」なんてしてしまうと、「なんのための入試?学校経営大丈夫?」となって、国や自治体からの印象も良くない(実際指導が入る)。

 

 

よって、先程の話で、前年の併願受験者戻りが想定以上に多かった場合、これに近いことが起こってしまうことがある。

 

そういう場合、「昨年の1年生8クラス想定だったが入学生を取りすぎざるを得なかったため、新2年生は10クラスになる。教室が足りないので、今年度受け入れる新1年制は6クラス。」ということが起こることがあります。

 

 

と、話が長くなりましたが…

 

要は、「この11月の予備懇談大事」ということです。

 

 

想定していないような懇談結果が出たら…

 

開進館にお通いの方は、開進館の各担当までご相談ください。

 

 

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