【入試情報】箕面自由学園さん、今年も期待大です
山田校の堀口です。
先日、箕面自由学園の先生よりお話を聞く機会がありました。
今年も期待大です、箕自。
校長先生のお話を聞かせてもらいましたが、我々塾の講師が聞いても聞き応えが大きく、受験を考えられているご家庭の保護者様は是非直接聞いていただいた方が良いと思います。
箕面自由は国公立大学の進学者が伸びており、2017年と比較すると5倍以上になっていました。
端的に言えば「生徒の力を伸ばしている」です。
・基礎学力がしっかりついているから、「学び」が楽しくなる
・優先順位をつけた学習ができるように「自分で考えて選ぶ」ことを意識させている
・ONとOFFをしっかりつけられるように指導
・先生が熱い
特に最後の「先生」は納得です。
校長先生の後に数学の先生のお話も後で聞かせてもらいましたが、「パワーを感じ、パワーをもらえそうな授業をされている」と感じました。
進路選択について、興味深いお話を聞けました。
公立千歳技術科学大学に進学された生徒さんがいるそうです。
関西の人間からすると「どこ?聞いたことがない。」が多いと思います。
その生徒さんその大学を選んだ理由が「バイオミメティクス(生物模倣)」の研究。
公立千歳技術科学大学には、その分野の権威である教授が在籍しているようで、そのため、進学を決めた、とのこと。
「東大や京大を目指そう」ではなく、「個々に『ひとりひとりの東大』があり、それを考えて目指すように指導している。
つまり、大学進学実績ありきの進路指導ではないところ。
こうした指導姿勢が、結果的に進学実績の向上につながっているとのことです。
たくさんのお話を聞けましたが、きりがなく、ネタバレしそうですので、受験生はどうか直接お話聞きにいってください!
また、今年はⅡ類文理探求コースで専願受験も受け入れていくようです。
このⅡ類。他の学校なら「特進ではない下の方のコースだよね」となるポジションですが、箕面自由は違いそうです。
Ⅰ類の特進とは全く違う切り口で国公立大学進学を狙ったり、もできそうです。
「探求」なので「探究活動」を大切にする。そして、それを通じて学校型推薦の受験が可能となる。
もちろん、Ⅱ類は指定校推薦での進学も可能性としてはある。
Ⅰ類は、特進だからもともと偏差値をそれなりにもっての入学者である可能性は高いこともあるが、個々の力を最大限に伸ばしてくれそう。
かつ、偏差値だけで進路を選択させる、ということはさせないだろう。
Ⅱ類は、先生方が生徒個々のやる気を上げ、個々の強みを見つけ、再確認しそれを進路選択につなげてくれそう。
「下のコース」のような劣等感は払拭して、前向きな生徒に育ててくれそう。