【山田校】つかず離れず見るようにしてます
山田校の堀口です。
今週は近隣中学・高校でテスト前に入っており、小学生も含めてサポート期間としています。
勉強を見る際には「つかず離れず」を意識するようにしています。
学年が低ければ低いほど、そして見守る大人が勉強が得意だったり自身での学習経験豊富だったりすればするほど、子どもの勉強で「このやり方してたらあかんわ」と思うことがあると思います。
・問題を解き進められず固まってしまっている生徒
→まったく手が動かなくなって1分ぐらいは見守ります。3分以上経過して「完全に諦め」に入ってしまう前まで。
少しずつ助け舟を出します。
・どんどん解いている、合っているが「この解き方微妙」な生徒
→特に学年が低ければ、無理に起動修正させません。その注意が「思考の邪魔」になったらもったいないので。
(ちなみにそのままにはせず、解き終わって全部マルになって「次の問題」へ思考が移る前に「こうしたらもっとかっこいい」と提案します)
・すごく字が汚い、ノートが雑な生徒
→特に小学生男子。答えが合っていたら「お咎めなし」でいきます。これもその注意が「思考の邪魔」になったらもったい。
・自習室でワークを解答片手に答えの書写をしている生徒
→「答え写すな!」と言いません。「わからないから後で考えよう」など自分の正義をもってやっている可能性もあります。ある程度写し終わったら「一緒に考えてみようか」と隣に座る。少しずつヒントを出してあげる。
・明日が理科のテスト。教科書の顕微鏡の絵をきれいに写している生徒
→これは止めます。「いや、問題やろう」と切りかえさせます。
etc.
まず、机に向かっている生徒はその段階で「やる気」はあると思うんです。
でも、特に勉強が苦手な生徒や特ではない生徒は「わからない」と挫折してしまう。ここでさらに追い打ちをかけたり、せっかくいい思考が働いていそうなところに水を差すようなことは避けねばならないです。
だから、子どもたちをよく観察するようにしています。動きや表情をよく見て、どうしたいのかを見ています。
誰しも「成長したい」と思っています。だからこそ、「待つ」「許す」「信じる」は教えるときに大切なことだと思っています。