【勉強法】家政学部という名前
開進館山田校の堀口です。今日は「日本女子大学の家政学部のニュースを受けて」です。
なんで突然?そして「勉強法?」な切り口ですが。
日本女子大、家政学部の歴史に幕 1901年に開設、学科を独立へ
要は家政学部の中にあった学科を独立させるため、「家政学部」という名前が消えてしまう、ということです。
これは、完全に時代の流れに沿ったものだと言えます。
もともと女子大というのは「良妻賢母を育てるための最後の教育の場」のような立ち位置でスタートしています。
AIによると
家政学とは、衣・食・住、育児、家庭経営など、人間の生活全般を科学的に探求し、生活の質を高めることを目指す学問です。現代では「生活科学」とも呼ばれ、家庭だけでなく、社会や環境との関係も視野に入れた幅広いテーマを研究しています。
誤解を恐れずに言うと、「古き良き時代(?)。大企業のいい会社で働く旦那さんのために、家をしっかり守れる女性を育てる」という色合いが強かったわけです。
ところが、近年そうした女子大の意義が薄れてきてます(”リケジョ”など)。
今夏に発表された「武庫川女子大の共学化」は世間を驚かせました。
時に同じ女子校さんは「女子校の中で成功しているムコジョ(=武庫川女子)が女子大やめるの?」だったんです。
ムコジョは女子大の中でも先進的に理系教育にも力を入れてきていました。
そしてその学生数を一番集めている女子大であるムコジョが女子大をやめることで、日本女子大が一番になるようです。
日本女子大学としては微妙な気持ちですね。
…という時代の変化。
昭和-平成(特に前半)までの価値観といろいろな点で、教育を取り囲む環境が変わってきています。
いろいろな保護者と話をしていると、そうしたことを感じているようです。
ただ、大事なこと、根幹をなすことは変わらないです。
例えば…
「最近って書いて覚えたりしないんですか?子どもにそれを言うと『古い』と言われて、そうなの?!と思いました」
いやいや、これは書いて覚えます。
目と耳と手を使って覚える、ということには変わりないです。
今の子どもたちやご家庭は、時代の変化に敏感であらねばならないですが、変わらない大切にしておきたいことも忘れないようにしないといけませんね。