【山田校】うちの子、時計の問題できないんです。
山田校の堀口です。
我々塾講師は学校と違って、小1の授業の後に高校生を指導することもあります。小・中・高と教えると、ありがたいことに、子どもたちの発達過程を様々体験できます。
小1~2ぐらいでよくある「時計できない」のケースを元に…
「8時30分の10分前は?」でよくやってしまうのが「8時40分!」。
なんでそうなるの?それは「前」だから足し算してしまうんですよね。
この辺りで「違う!前ってことは戻すんだよ!」となると「え?前なのに後なの?」とこんがらがってしまう。
特に語彙が少ない年齢であればこうした取り違いが良く起こってしまいます。
低学年の子どもたちってものすごく純粋で言葉の裏なんて考えませんし考えられないですし、そのまま受け止める。
だから、「なんでここがわからない?」とかネガティブな言葉を浴びると、途端に「勉強」に対してネガティブになってしまう。
特にお父さんやお母さんと勉強することが多い低学年の子どもたち。ある種、勉強はコミュニケーションのひとつぐらいだと思います。
子どもたちにとって、「将来のため」などではなく「いま、お母さんやお父さんといっしょにやっていて楽しかったり自信を持てたりするもの」。
大人は「勉強は将来の夢をかなえるための『手段』」ということを知っています。
子どもにとっては「勉強は周りの大人とコミュニケーションをとるための『手段』」ぐらいで大人は考えておいた方がよいと思います。
いや、実は低学年だけでなく、中学生などもっと大きな子どもたちでも同じようなことが言えるかもです。
時計なんて日常生活で嫌でも使うから、そのうちできるようになりますしね(笑)
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