【アップ開進館名塩校】R7兵庫県公立高校入試分析⑧

スクリーンショット (3)

こんにちは、アップ開進館名塩校です。

 

今回は、大問3(化学分野)の解説です。前半は中3内容の酸・アルカリに関して、後半は中1内容の密度に関する問題でした。

 

前半は普段の定期テスト(学校ワーク)でなど学習ができている方にとっては、一度は目にしたことがある問題だったと思います。学校ワークとはいえ、難易度の比較的高い問題ですので、実際悩んだ方も多かったと思います。

(3)について、ポイントは「酸とアルカリの割合に注目すること」です。この問題は、うすい塩酸とうすい水酸化ナトリウム水溶液の中和です。まず問題よりうすい水酸化ナトリウム水溶液20 cm3に対して、完全中和するうすい塩酸の体積が20cm3であることが(体積比が1:1であること)、水溶液の色が緑色であることから確認できます。また図1の水酸化ナトリウム水溶液が20cm3であることから1つの図形が示すイオンの体積は5cm3分であることがわかります。

よって、うすい水酸化ナトリウム水溶液20 cm3にうすい塩酸25cm3を加えると、中和によって生じた塩化ナトリウム水溶液20cm3うすい塩酸5cm3のあまりが生じます。これを表した図を選べばいいので、答えはとなるわけです。

(4)もうすい塩酸の量を変えて、(3)と同様に考えると答えがアであることがわかります。

 

後半は(3)以降は難易度の高い問題でした。(3)のポイントは大きく以下の2点です。

① 互いに混ざり合わない2種類の液体の組み合わせ(3組)はどれなのか。

② どのビーカーがどの2種類の液体の組み合わせなのか。

 

①については、この中で「菜種油」は他のどの液体とも混ざり合いません。水と油は混ざりあわないのは知っていたけど…。これは詳しくは高校生で習う内容である極性というものがかかわってきます。よって3つのビーカーは(菜種油, エタノール), (菜種油, 水), (菜種油, 飽和食塩水)の組み合わせのいずれかであることがわかります。

②ではどの液体の組み合わせがどのビーカーにあてはまるのでしょうか。まず、浮き沈みの関係は問題ないですね?ある液体に、ある物体を入れると、物体の密度の方が小さい場合、液体に対して浮き、物体の密度の方が大きい場合は、液体に対して沈みます。ここで選択肢に注目すると、エタノールより密度の小さいプラスチックはありません。よって、図6が(菜種油, エタノール)であることがわかります。ここまで理解ができれば、おのずと答えはエであることがでてくるでしょう。

 

次回、最後の大問(物理分野)を解説します。

 

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