仁川校

今年の数学を解いてみて・・・

仁川校の増永です。試験当日生徒から問題をコピーし、13日の朝私はマク〇ナルドでやりました。てりたまを頬張り、エネルギーチャージして解きました。てりたまおいしいですね。

 

全体的の易化しましたね。満点を取る生徒もいたのではないかと思います。

 

各大問の最後は大概計算がややこしかったり思考をさせる問題なんですが今年は「え?これで終わり?」みたいなものが多かったです。正直物足りない印象です・・・

 

大問1
小問集合。特に何もありません。(7)で「ここで確率?」と少し疑問を持ちながらやりました。

 

 

大問2
水量の問題。水量の問題が出てきた時は「計算ややこしなる!」と準備して臨みます。
ただ図を見たときに壁みたいなものがないし、重りが一つあるだけ。設問でややこしいのくるのかな?と思いながら・・・
「え?これだけ?いいの?」って感じです。計算もややこしさは特になかったです。
一分間に入る水量を12000㎤と置いて方程式つくってバンバンと解きました。

 

 

大問3

平行四辺形の折り返し問題。「あれ、もう図形か。まぁいいや」と思いながら解き始めます。
(2)で30°と分かった時に、「30°、60°、90°の直角三角形を使うんだ!」とすぐ気づけた生徒さんも多いのでは。

授業ではこういった角度が出てきた時は「補助線を引いてでも使いなさい!」と言っていたので大丈夫だと思います。
これを駆使すれば解けます。(4)の五角形はどういう風にわけようか考えながら△GDEと台形EFCDに分けて計算しました。
ここも物足りないです・・・新たに線分を加えて出来上がる図形の面積とかだったら面白かったですね。
でも今までの兵庫県らしくないです・・・

 

 

大問4

資料の整理と標本調査。標本調査が大問に組み込まれたのは今回が初です。
大問1に確率があったことと図形問題が早めにきてた正体はこれでしたね。
さぁ、どんなもんだい?とか冗談をはさみながら・・・
解きましたが、「え?せっかく大問したのに?」が正直な感想です。でもグラフを選ぶ問題は良いですね!
きっちり条件を当てはめて考えて選ぶのでやっていて楽しかったです。(3)に標本調査登場。でもやっぱり物足りないです・・・ 比を使えば簡単に解けてしまいます。新中学一年生の人もチャレンジしてほしいですね。

 

 

大問5

2次関数。プログラミングを意識させるためかパソコンの画面がありますね。「大学入試を意識してるんやなぁ」と思いながら解きました。・・・回りくどいだけでしたね(笑)
操作をよく読んでそれに従ってやれば問題なしでした。最後の面積は差がつくところだと思います。
私は、△AOBともう一つの形(★とする)にしてやりました。
★の面積はいびつですが△ABDを移動した後の面積にくっつけてやればきれいなおうぎ型になります。

 

 

大問6

規則性。「お!おもしろそう!」とやっとなりました。ここは思考しがいがありましたね!ある生徒は「ぽてじんみたいでした」とか言ってましたね(笑)
③からが面白かったです。の値によって立方体の数字はいくつ表れるのか。ここを抑えれば式は作れます。
あいたスペースどうするのかなと思っていたら最後で埋めてきましたね。

 

全体として、問題文をしっかり読む事が大切でしたね。適当に読んでしまうと解けない事もあります。
例えば大問3で△DCFが二等辺三角形であることにいつまでたっても気づかないとか・・・
大問5も図に集中しすぎて、操作もしっかり読まないまま解いてしまって座標が出せないとか・・・
読解力とまでは言いませんが問題文の大事さを改めて感じた問題でした。小学生にも中学生にも伝えたいですね。

増永 栄司

 

今年の社会と解いてみて…

 

別にそれ専門という訳ではないのですが、特訓で毎年社会を担当しているせいか、

前川=社会というイメージを持たれています。

今年の社会はどうでした?と聞かれる前に、まずは自分でしっかりといてみようと

今朝、生徒からもらったコピーで50分間、本気で解きました。(@近所のミスド)

(実際の所要時間は35分くらいです。)

 

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*今回のブログに書いていることは、試験実施翌日の時点での私個人の感想です。

今後、他の講師とも議論を交わしていく中で、ガラッと意見も変わるかもしれませんが、

ひとまず、解きたてホヤホヤの感覚をお伝えしたいと思い、綴っています。

 

Ⅰ 地理

知識より国語力・分析力の傾向、年々強まっています。

特訓でも「知識より、知識の使い方を!」

仁川校では、「できるだけ早く、1問1答を卒業!」

と言い続けてきました。この方針に間違いはなかったと言えます。

ただ、今後はそれだけでいいのか…

 

1-(2)《最小限の知識+資料読み取り》

問うていることの本質は変わりません。

降水量と気温から地域を判別するときの基本は、

①南半球は日本と逆。②赤道中心に熱→乾→温→冷→寒

③内陸は乾燥、沿岸は多雨 です。

今回は①・②だけで解ける問題でした。

ただし、中学生にとって見慣れた雨温図でなく、しかも

(意図的?)わかりにくいグラフでした…。

 

1-(5)《知識不要、国語力勝負》

毎年何台か出題される、前提知識不要・読解力のみを問う問題。

Yの国の説明。「総発電量、二酸化炭素排出量ともに増加している国の中で…」を読んだ時点で、

まず表3のグラフからドイツとイギリスを消さねばなりません。ここで立ち止まらなければ、答えは変わってしまいます。一文一文丁寧に読む癖がついていないと…

 

1-(6)《最小限の知識、あとは応用力を問うパズル》

一言で言えば、パズルでした。

必要な知識は、

・日本にとって中国は最大の貿易相手国

・日本はアメリカに対して輸出超過(昔から)だけです。

 

2-(3)《統計から都道府県を識別する問題①》

同じ地域内の都道府県でなく、属する地域がバラバラ(兵庫、長野、山梨)の都道府県になっていたのは、

昨年までと違いますが、解く上で何ら影響はありません。

①果実の割合圧倒的→山梨、②野菜と果実、どっちもさかん→長野、でいけると思います。

 

2-(4)《統計から都道府県を識別する問題②》

「2題連続で出すんや…。」「大阪・三重・石川・静岡って、なんでこの組み合わせ…」

いろいろ思いましたが、個人的にはこれはちょっと難しかったと思います。

もし特訓で解説するならば、

「石川と大阪は鉄板で当てたいところやけど、三重と静岡で間違ったんなら、仕方ないわ!」

と言うと思います。

 

【思ったこと】

新中3生にこれ解かせたら、

「社会は覚えるだけやから」とかいう間違った思い込み、一瞬で捨てるやろうなー。

知識プラス、どれだけ読解力・分析力・国語力が問われているか…

百聞は一見に如かず、じゃないけど、校舎でのセミナーのときに地理だけでも20分くらい時間とって

アタックさせてみようかな。

 

Ⅱ 歴史

形式は若干変化も見られましたが、問うていることの本質はほとんど変わりませんでした。

志望校別特訓でも、

近世までは

「人物・できごとを聞いたときに、何時代か即答できる?」

「兵庫県の4択の間違いの選択肢のほとんどは、そもそも時代が違う!」

近現代は、

「とにかく年号!年号!年号!」

この方針は間違っていなかったと思います。

 

ただ、近世までと、近現代に1題ずつ、

「そろそろこういう問題も入れていくから、来年以降の受験生は対策よろしくね!」

というメッセージ?ともとれる問題がありました。(勘繰りすぎかもしれませんが)

 

1-(2)-③《芭蕉の俳句に出てくる地名を見抜き→さらに適切な説明を選ぶ》

 

荒海や 【   】によこたふ 天の川

 

【  】の地名が分かりさえすれば、選択肢自体は簡単な問題。

「荒海や…」の俳句は、学校教科書の隅っこに載っています。確かに。

つまり、「教科書の隅の隅まで読んでおきなさいよ…」ということ?

でも、「ほら、新中3生、やっぱり学校教科書の読み込みは大事やで!」

って、単純に言いたくはないです。(もちろん、大事なんですが。)

ちょっと待ってください…と。

今回の選択肢に関して言えば、

京都・加賀・安土・佐渡の中で「荒海」なんて言ったら、佐渡しかありません。

推理力で突破できる問題じゃないの?むしろそこを試しているんじゃ…?

と思ったりもします。

 

2-(1) 《地租改正の資料問題》

地租改正の資料問題(地券)はいくらでも見たことがありますが、

「100分の2ケ半」が意味するところは? という、この問い方は意外でした。

もちろん、「100分の2ケ半」→2.5%→つまり税率の改正のことね!と見抜いた受験生も多いと思いますが、

例年近現代史は時系列や年号を問う問題ばっかりだったので、ちょっと心してかからなければいけないですね。

 

【思ったこと】

思考力・判断力・読解力・分析力etc、

もちろん昨年までの時点でも、地理・公民はその要素がふんだんに盛り込まれていましたが、

歴史もだんだんそうなっていくのかな…。

次の受験生にとっては迷惑な話かもしれませんが、

 

個人的には「これはますます面白くなってくるな…」と思っています。

志望校別特訓でも、上記に述べたような力に重点を置いた解説をしています。

暗記は家でもできますが、

いかに「すぐに忘れてしまうような詰め込み」から脱却するか?

いかに最小限の知識を最大に生かすか?を伝えるのが志望校別特訓だと思っています。

大げさに言えば、「前川の社会を受けていないと、こんな視点で解けない!」

と言えるものをいくつ与えるかが勝負だと思っています。まだまだ発展途上ですが。

 

Ⅲ 公民

知識を問う問題、グラフを正確に読み取る問題、一般常識を問うているような問題…

バランスよく色々あってまあ、公民はあまり昨年までと変わらんかな…という感じでした。

最後のページを開くまでは!

 

あまり、普段「何がでるか?」予想はしないのですが、

(これは考え方いろいろあると思いますが、私は「何が出ると思いますか?」と聞かれても、「分からん!」と言い切ります。単元を当てたとしても、出題の仕方まで分からなければ結局意味がありません。)

 

ただ、「円高・円安」は妙にイヤーな予感がしていたので、

ミニ解説動画を送信していました。海外旅行の際の両替の話もその動画の中でしていました。

(「当てた!」というより「よかった…」という感じです。)

 

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最後のページのニュータウンの問題がまるまる、知識不要の読解問題でした。

公民も年々知識の必要性が薄まってきていますが、とうとうここまで…という感じすらします。

 

仁川校では2学期に「公民全単元サポート」ということで、中3生大集結で公民の授業(演習なし、オール説明)を昨年度・今年度とやってきましたが、同じ時間を使うなら他にやるべきことがあるかもしれない…

変に伝統や恒例行事にせず、しなやかに、止めるものを止める、変えるものは変えていくべきなのか…

とかいろいろ考えたりもします。これから考え抜きます。

 

もちろん、解いて分析することは、スタート地点です。

それを新中3生、またそれが下の学年に伝わらなければ意味がありません。

さあ、来週からの教室での授業でどんなことを語ろうか、

終礼で何を仕掛けてみようか、アイデアは膨らむばかりです。

 

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試験後、中3生がたくさん報告に来てくれましたが、私は授業の配信中だったので、

言いたいことは全部、ホワイトボードに書いておいてと伝えておきました。

普段は商売道具に触らせませんが、昨日だけは特別です。

 

2・29 近現代史 語り尽くしの8時間!

休講期間に入る直前の、2月29日(土)、仁川校では…

「伝説つくる2・29 近現代史 語り尽くしの8時間!」

という中3生向けイベントを行いました。

 

その名の通り、私が近現代史を8時間かけて授業する…それだけの1日です。

 

もちろん、受験直前の中3生にとって実際に大事な範囲であること…

プラス、何年経っても忘れない強烈な思い出を残せたら…という思いもちょっと込めて。

 

13:00~18:00 社会の授業(明治維新~第一次世界大戦)

18:00~18:30 夕食

18:30~21:30 社会の授業(世界恐慌~戦後史)

21:30~終礼

 

本当にひたすら社会の授業をするだけです。演習は一切ありません。

ずっと私がしゃべり、授業し続けます。

 

WWⅠ

戦後史

自由民権運動

デモクラシー

 

1時間ごとに単元を区切り、途中参加・途中抜けをアリにしていたのですが、

最初から最後まで完走してくれた生徒も10人以上いました。

そして、最後の時間には、教室がきれいにうまりました。

 

 

終礼は…

いつものようにトークではなく、

ちょっと違う形で、私の魂をぶつけました。

異例の休講期間に入り、ここから先しばらく、大々的に授業をすることは難しいですが、

(自習室の利用は可能です。)仁川校は受験生を皆さんを放っておきません。

たとえ「行きたくないわ!」と言ってたって、私は皆さんの前に現れます。さまざまな形で。

「執念」の終礼

先日のソリオ宝塚校での日曜特訓において、

全クラス終礼をしました。

この時期になるとよくする「執念」の話です。

 

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私自身の大学受験の体験から…

試験開始のベルが鳴る直前に手に入れたあの12点がなければ、

第一志望の大学に通っていなかった。

そんなエピソードを笑いを交えながら話します。

 

 

「決してカッコいい受験ではなかった…むしろ、相当ダサかったと思うけど、

そんなことはどうでもよかった。ただただ、受かりたかった。

必死で何かを追いかけているときって、時にダサすぎる自分が出てしまうときもあるけど、

そんな自分をさらけ出して残り1か月頑張りましょう!

実力通りに結果が出るんなら、受験なんて面白くもないし、

先生だってそんな結果の見えたつまらん勝負に関わろうとは思わない。

だけど、実力、プラスそこに計測不能な執念というものが乗っかってくるから、

結果は分からんのです。だから、面白いんです。

だから、慢心はするな!そして、悲観もいらない!」

そんな話をしました。

 

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生徒たちも執念に負けないくらい、講師陣の執念も体現していきます。

まずは27日~29日のサポートデー、伝説に残る3日間を用意しています。

高校入試総括セミナー ご案内

高校入試も残すところ約3週間となりました。

 

生徒の皆さんには最後の最後まで努力を続け,最高の結果をつかみ取ってほしいと思います。

開進館でも全力でサポートしていきます!!

 

さて,開進館では次の世代の受験生たちに向けての準備も始めて参ります。

今回は,保護者の方を対象として「高校入試総括セミナー」と題して

最新の入試情報を最速でお届けいたします!!

 

対象は新中1~中3の保護者の方を対象としています。

 

◆宝塚ホテル 琥珀の間 会場

 

3/28(土) ①10:30~12:00 ②13:00~14:30

 

◆研伸館西宮校 会場

 

3/29(日) ①10:30~12:00 ②13:00~14:30

 

詳細は以下のリンクの案内物をご覧ください。

 

高校入試総括セミナー案内

 

校外生の方のご参加も大歓迎です。

来年以降の高校入試で最高のスタートを切れるように

できる限り多くの情報をお伝えしますので,是非ご参加ください。

玉井式国語的算数 セミナー&体験会 

本日,開進館ソリオ宝塚校にて『玉井式国語的算数教室』のセミナーと体験会を実施しました。

 

セミナーパートはこの教室の創設者である玉井満代先生による講演会でした。

講演会では,授業の内容やこの授業に対する想いをお話しいただきました。

この授業を受講することにより,低学年のうちから文章に慣れ,思考力が身につくと確信しています。

 

体験授業パートでは,実際に玉井式の授業を子供たちに受けていただきました。

初めての映像授業に子供達も楽しそうにしてくれていました。

楽しく思考力を身に付けるというコンセプト通りの光景に一安心です!!

 

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多くの保護者の方・子供たちにご参加いただき,誠に有難うございました。

 

玉井式国語的算数に関するお問い合わせは各校舎までご連絡ください。

体験授業も随時実施しております。