中1英語、まずは…

ある程度の年数教えていると、教え方が固まってきます。マイナーチェンジこそありますが、この単元はこう教えるみたいなものができてきます…

が、しかし、

中1英語の初回授業だけは、毎年何もかも変わり続けています。

 

終礼

 

・ある年度はシンプルにI am / You are から教えたり…

・ある年度はひたすら英単語の知識を出したり…

・ある年度は接頭辞&接尾辞についてひたすら語ったり…

「proは「前に~」という意味、そこに「しゃべる/言う」という意味の「fe(fa)」がつくから、

つまり、professionalってのは、自信もって前向いて自分の考えを表現できる人のことで…

その逆で「しゃべる」ことがまだ「出来ない(in)」子らのことをinfantと言うねん!」

・ある年度は一切英語を出さず、「日本人はなぜ英語をモノにできないか?」を熱弁したり…

 

 

自分の英語観が毎年変化している証拠だと思います。

とにかくまずは自分の担当である受験英語を完璧にしたい…

でも、発音も良くしたい…

そして、成績を上げるにはどうしたらいいねん…

英検1級取りたい…TOEICも…

その時点、その時点で自分が英語に対して抱いている疑問や、目標が反映されているような気がします。

 

 

コロナによる休講明け、今年の最初の中1英語の授業で話したのは、

・ヘボン式ローマ字の大切さ(単語の例を山ほど出しながら)

・音節を意識すること

・やっぱり日本語の方がはるかに難しいよ…日本語に比べたら英語なんて…

でした。

 

英語は小学校でやっていたとはいえ、本格的に科目となり試験があり、評価されるのはこれからです。英語そのものを教える前に、「英語とはどのような科目か?(そもそも科目である前に言語)」をしっかり教えなければならないと考えています。

 

春期の授業も4回終わりましたが、1つの単語から発音・派生語・接頭語…伝えたいことがあふれすぎて、いまだにa・an・theの使い分けまでしか終わっていません(笑)

とは言え、全く焦っていません。

これが大事なんです。

 

前川