開進館西宮北口校の西森です。

 

久しぶりに西宮北口校にカムバックしてきました。以後、よろしくお願いいたします。

 

さて、最近思っていることがあるのです。それは「やる気が無いんだったらやめなさい」という発言についてです。そんなふうに子どもに注意する人はやる気がみなぎっているのでしょうか？私はそんなことはないと思っています。

 

例えば、食事を作るとか掃除をするとか洗濯をするといった家事について毎日毎日やる気にみなぎっているでしょうか。食事は毎日手の込んだゴージャスなもの、掃除は障子の桟を指でなぞっても埃がつかない(笑)、洗濯は常に驚きの白さジャスミンの香り(笑)となるほど気合のこもったものってあるのでしょうか。いやないでしょう。もしあるとしたら、それはすごく好きなことでしょうし、素敵なことですが・・・。

 

では、それほど乗り気でなくてもやるのはなぜでしょう。一つ目はやらざるを得ないからでしょう。二つ目はそれが日常の中のルーティンになっているからだと思います。

 

当面の勉強もそうではないでしょうか。受験生ならいざ知らず、中１、２生が毎日のやる気にみなぎって勉強することってあるのでしょうか。そうではなくて、毎日勉強するもの、やる気があるとかないとか関係なくやるものではないかと思っています。勉強しないということは、ごはんを作らない、掃除をしない、洗濯をしないと同列のものだと考えています。
したがって、やる気が無いならやめなさいというのは、ごはんを作る気が無いならご飯を食べないと同じことだと思います。こう考えると、お子さまに対する注意の仕方が説得力のあるものになるのではないかと思います。

 

余談ですが、私は中１、２のときも勉強する気にみなぎっていました。どういうわけか、学校のテストでは500点満点を取るのが責務だと思っていましたし、親から頂いた頭脳を弁護士になって社会に役立てるのが使命と本気で本気で思っていました。周りから見れば変わった中学生ではなかったかと思います。大学進学で挫折し、今は弁護士ではなく塾の講師として社会に貢献することとなりました。おかげで今もかなり変わった講師いう評判があるようですが・・・。

 

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開進館西宮北口校　西森　義洋

 

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