兵庫県西宮市の公立高校「市立西宮高校」には、グローバル・サイエンス科という専門学科があります。(市西GSと呼ばれることが多いようです)兵庫県下の難関高校で、兵庫県全域から受験が可能ですが、特に、西宮市、尼崎市、伊丹市からの受験者が多いようです。
定員は40名の狭き門であるために、通っている中学校において、「過去にどのくらいの学力を持っている生徒が合格しているのか」を把握するのが難しいのではないでしょうか。
一方、兵庫県・大阪府を中心とする学習塾「開進館」は、12年連続で神戸総理合格実績No.1を誇り、豊富なデータを蓄積しています。
この記事では、開進館で行っている2つの模試
・合格判定テスト
・神戸総理模試
の偏差値で合格の目安をお伝えします。
2024年度版 合格判定テスト偏差値による合格基準
市西GS科の受験科目は数学・理科・小論文・面接です。ここでは数学・理科の2科の偏差値で合格基準を示します。
2023年度の合格判定テストデータによると、英数国の3科合計の偏差値は、
・安全圏が68以上
・合格圏が64~67
・挑戦圏が62~63
・再考圏が61未満
という結果が出ました。
2022年度のデータと比較すると、合格するための偏差値が1~2上昇しており、難易度が上がっているということがわかりました。
神戸総理は、合格と不合格の境目が比較的はっきりしていたのに対して、市西GSでは合格圏内でも不合格者がいます。したがって、合格圏内が広くなっています。
また、昨年の通知表(内申点)のデータを見ても、合否との相関関係があまり見て取ることができません。したがって、市西GSについては以下のようなことが言えるかと思います。
①合格判定テストにおいて、数理の偏差値が安定的に64.0以上である。
②通知表は重視されないが、9科合計39以上とっておきたい。
③面接、小論文も合否判定に影響を与えている可能性がある。
数学・理科の安定的な力が合格に必要
市西GSは「中学校の定期考査で1位を取っているから」とか「通知表がオール5だから」ということで合格する高校ではありません。
一方で、「実技教科で5をとれずに3になってしまう」とか「定期考査ではミスがあって1位にならない」という受験生が合格する場合もあります。
なぜなら、入試問題に非常に特徴があるからです。
数学は、ただ単に難易度が高いわけではありません。入試問題でよく目にするような問題、いわゆるパターン問題はほとんど出題されません。むしろ思考力を問われる問題が出題される傾向にあります。ですから、様々な模試において安定して成績が取れる学力が必要とされます。
模試の偏差値と合否の結果の相関関係が神戸総理程はっきりしていない要因の一つになっていると考えられます。
理科については、数学同様パターン化されていない問題の出題がある上に、難関国私立高校で出題されるような計算問題や、実験・考察に関する記述力が問われます。非常に難易度が高いと言えます。
つまり、市西GSの入試問題の傾向・難易度に沿った学習がどうしても必要なのです。
市西GSに完全特化したオンデマンド型WEB授業動画「市西GSオンデマンドWEB講座」を開講
開進館では、2022年度より市西GSに完全特化したオンデマンド型WEB授業動画「市西GSオンデマンドWEB講座」を開講しています。
・豊富な問題量
・入試傾向、難易度に沿った問題選定
・見やすい1コマ40分動画
・小論文の解説
・オンラインで面接練習を実施
が特長です。
通信教育で学習している方のプラスアルファに、遠方からのご受講に、あるいは塾と併用してなど、さまざまな場面でご活用いただけます。
・今の学習量では不安な方
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は、ぜひ開進館にお問い合わせください。講師一同お待ちしております!
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